明治維新後、日本初の官営鉱山となった生野鉱山、神子畑鉱山(朝来市)、明延鉱山(養父市)は、西洋の進んだ鉱山技術を導入するためフランス人技師を招聘し、近代化の模範鉱山の第1号として日本の近代化を牽引してきました。特に生野鉱山は、日本初の最新技術が数多く導入されました。機械式製錬技術や本格的な火薬による発破法の他、鉱業用送水路やダムの建設、トロッコ軌道(鉱山鉄道)の敷設、日本最初の鉱山学校の設立など、近代化日本の鉱山開発はまさに“ここ”から始まったのです。
これらの3つの鉱山のエリアは平成16年に「鉱石の道」と命名され、平成19年には経済産業省の近代化産業遺産群に認定されました。この「鉱石の道」エリアは、今も残る鉱山遺産とともに鉱山町の景観、歴史、生活、文化など様々な地域の姿を通じて、日本の鉱山史を丸ごと体感できる貴重なエリアです。
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