神子畑選鉱場跡 みこばたせんこうじょうあと
明治11年の鉱脈再発見により、生野鉱山の支山として稼働。大正6年に閉山しましたが、その後、明延鉱山で採鉱された鉱石の選鉱場になり、最盛期には東洋一の規模を誇りました。
 一円電車
明延鉱山で採掘された鉱石を神子畑選鉱場に運ぶための電車で、正式名称は明神電車と言います。料金を一人一円にしていたことから「一円電車」と呼ばれていました。一円電車が生まれた工場の跡地に展示されています。
 ムーセ旧居(旧神子畑鉱山事務舎)

生野鉱山開発に貢献したフランス人技師・ムーセの元住居。明治20年、神子畑に移築され、事務舎として利用されました。現在は「ムーセハウス写真館」として、公開されています。
朝来市佐嚢1826-1
無料、10:00〜17:00、毎週水曜、年末年始休館
(問)079-677-1717

 

※神子畑選鉱場跡のガイドが必要な場合は事前にご連絡ください。

 シックナー
液体中に混じる固体粒子を分離する装置「シックナー」は百尺(約30メートル)の他に、55尺(約16メートル)があります。
※シックナー内は立入禁止
 鉱石の道神子畑交流館「神選」 こうせきのみちみこばたこうりゅうかん しんせん

2020年に新しい鉱石の道の交流拠点としてオープンした、鉱石の道神子畑交流館「神選(しんせん)」。昭和50年代頃の神子畑周辺を再現したジオラマや、明治27年頃の神子畑山神宮の神輿などを間近で見学することができます。神子畑選鉱場オリジナルグッズを販売しているお土産物ショップも併設しています。
朝来市佐嚢1842-1
無料、10:00〜17:00、毎週水曜、年末年始休館
(問)079-666-8002

 

※神子畑選鉱場跡のガイドが必要な場合は事前にご連絡ください。

 神子畑鋳鉄橋 みこばたちゅうてつきょう
神子畑鉱山で採鉱された鉱石を、生野の精錬所へ運ぶために作られた「鉱石の道」。この時に架けられた5本の鋳鉄橋のひとつで、国の重要文化財に指定されています。明治18年の架設で、日本最古の鋳鉄橋であり、鉄橋としても日本で3番目の古さを誇ります。
 羽渕鋳鉄橋 はぶちちゅうてつきょう
神子畑鋳鉄橋と同じく、「鉱石の道」建設時に作られた鋳鉄製二連の橋。「羽渕のめがね橋」とも呼ばれ、美しい洋式の橋です。平成7年に架橋時の姿に復元し、現在の場所へと移設されました。
 竹田城跡と城下町 たけだじょうせきとじょうかまち
豪壮な石垣が現存する全国屈指の山城。晩秋から冬、雲海に包まれた姿は、まさに「天空の城」と言えます。ふもとの旧城下町・寺町通りは、歴史散策路として親しまれています。